Jaw-dropper びっくり仰天 2016 2 7
アメリカでは、大統領選挙に向けて、
「トランプ旋風」と「サンダース旋風」が起こっています。
大富豪であるトランプ氏に対して、
自ら社会主義者と宣言しているサンダース氏。
この二人は、2016年のアイオワ州党員集会には、
到底、たどりつけないと言われていました。
このような二つの「台風」、いや「ハリケーン」は、
ワシントンの「既成政治」の中で生きてきた人々にとっては、
正に「びっくり仰天」でしょう。
しかし、アメリカの有権者は、
もはや、「既成政治」には、うんざりしているのです。
だからこそ、泡まつ候補とまで言われた、
トランプ氏とサンダース氏が「旋風」を引き起こせたのです。
書名 ニューズウィーク日本版 2016 2 9 「トランプ大統領」の現実味
さて、気になるところを引用しましょう。
以下、引用です。
共和党の主流派は、トランプを党の大統領候補に選ぶことを嫌うのと同じくらい、
クルーズが、その座に就くのを嫌がっているように見える。
クルーズは、上院議員に当選して、
テキサス州からワシントンに乗り込んできたときから、
主流派を敵に回してきた。
(中略)
クルーズが、共和党指導部の言いなりにならないと約束して当選したことを考えれば、
妥協と協調を拒むのは公約どおりだ。
(中略)
トランプかクルーズか。
この二者択一を突き付けられれば、
ほとんどの共和党主流派は、トランプを選ぶだろう。
仮にクルーズ大統領が誕生した場合、
主流派が要職に起用される可能性はないとわかっているからだ。
トランプは、そうした懸念を持たれていない。
交渉上手なトランプは、クルーズより、はるかに柔軟で、
共和党の既存政治家たちに、反発を示すことはなさそうだと思われている。
(引用、以上)
さて、トランプ氏は、大統領になることができるのか。
それは、まだ遠いと思います。
ブッシュ政権のカール・ローブ氏のような選挙参謀が出現して、
トランプ氏を助けない限り、ホワイトハウスは遠いでしょう。
ここまでくると、個人の能力よりも、
選挙スタッフの能力が重要になってきます。